品質管理は、原料の受け入れや製造、出荷前検査における「ものづくり」の重要な技術です。また、商品クレ-ムが発生した際には、まずは分析により現象を把握することが解決に向けての第1歩となります。

本セミナーでは、品質管理・クレーム対策で重要な「異物分析」を中心に、分析の流れや分析装置の概要などについての講演を行います。その後、大阪産業技術研究所の協力により、代表的な分析装置による身近な材料の実演を通して、実践にすぐに役立つ分析技術をわかりやすく解説いたします。
開催日時:令和5年5月29日(月) 13:30~16:30
場 所 : 大阪産業技術研究所 和泉センター
(和泉市あゆみ野2-7-1) 研修室4他
定員:10名 (残5)
◆プログラム:
1)13:30-14:30 講演 「基礎からわかる異物分析」
大阪産業技術研究所 顧客サービス部 総括研究員 日置 亜也子氏
2)14:45-16:30 装置実演・解説
大阪産業技術研究所 各担当研究員
□デジタルマイクロスコープ 試料の色や形状を、大気中で高倍率(約1,000~2,000倍)に観察することが可能です。メタルハライドランプにより、自然光とほぼ同じ見え方で観察できます。また、凹凸のある試料では、3次元画像を得ることも可能です。 | ![]() |
□エネルギー分散型蛍光X線分析装置 試料に含まれる元素を調べる分析装置です。試料の材質の確認や有害元素のスクリーニングに用います。基本的に非破壊で、かつ迅速に測定することができます。 | ![]() |
□低真空走査電子顕微鏡 試料を高倍率(約2,000~3,000倍)で観察できる装置です。導電性のない試料に対しても、そのまま観察可能です。また、観察と同時に元素分析も可能ですので、異物の材質確認にも有効です。 | ![]() |
□イメージング型フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR) プラスチックやゴム、油脂、塗料などの有機物系の試料の素材確認が可能な装置です。試料を変質させることなく迅速に測定できます。また、数10μm程度の微小・微量な試料の測定も可能です。 | ![]() |
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または、下記チラシの申込書をFAXしてください。